ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)ロッキンホース修理
1971年、ヴィヴィアン・ウエストウッドが大学時代に出会ったマルコム・マクラーレンとともにブティック「レット・イット・ロック(LET IT ROCK)」をオープン。
後に自身の名を冠したブランド「ヴィヴィアン・ウエストウッド」を発表。
79年には、ブティック「ワールズ・エンド」をスタート。
歴史に興味を持ち、70年代後半から、過去のファッションの研究を始め、イギリスのクラッシック、トラディショナルとの融合を追求していき、
徐々にアンダーグラウンドから表舞台にシフトした。
83年、パリコレクションに発表。
93年、レディースウェア部門をファーストラインの「ヴィヴィアン・ウエストウッド ゴールド・レーベル」と
セカンドラインに「ヴィヴィアン・ウエストウッド レッドレーベル」に分割。1998年春夏シーズンから「アングロ・マニア」をスタート。
96年、メンズウェアライン「ヴィヴィアン・ウエストウッド マン」でミラノコレクションに初参加。
2016秋冬コレクションより、レッドレーベルは統合され「ヴィヴィアン・ウエストウッド」という名前で展開されることになった。
また、ゴールド・レーベルは、「アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(Andreas Kronthaler for Vivienne Westwood)」に改名された。
ブランドの代表作であるロッキンホース・シューズが初めて紹介されたのは、1985年の「Mini Crini(ミニ・クリニ)」コレクション。
そのコレクションは、ロシアの作曲家、ストラヴィンスキーの三大バレエのひとつ、ペトルーシュカにインスパイアされたもので、
服はそのバレエの衣装のように、子どもっぽく、お人形のように見えるデザイン。
コレクションに向けて、底が高く、しかも履きやすく快適な靴をデザインしたかったヴィヴィアンは、厚底のソールの先っぽに丸みをつけることで、歩くたびにロック(前後にやさしく揺れる)できることに気付きました。
まるでロッキンホース(木馬)のようにしなやかに揺れ、それでいてカチッと止まる動きを、歩くときに再現できるようにした。
靴の形そのものは、なんと日本の芸妓さんたちが、着物の裾を汚したり濡らしたりしないために履く、伝統的なぽっくり下駄にインスパイアされたもの。
1985年のコレクションに登場以来、このロッキンホース・シューズは、バレリーナ、ゴルフ、ブーツ、ベイビー、スレーブ、クロスオーバーと、
今日まで様々な形で披露されている。
また、これらシューズは、1987年以来、ロンドンの靴職人ジョン・アマサスの手作業で作られている。
今回は、シューズ代表作ロッキンホースコレクションの
ロッキンホースワラビーをソールに馴染むように、
ミクロピラのオールソール+かかとに厚みをつけて事前補強しましたのでご覧ください。
ロッキンホースのソールは靴底が薄いので早めの補強修理がオススメです!
ビフォー
ミクロピラオールソールだけですと、かかと部分がすぐすり減ってしまう為
ビブラム強化リフトで厚みを付けています。
アフター